トマトで新規就農したい、そんな理想を北斗で実現。トマトで新規就農したい、そんな理想を北斗で実現。

 ぴかぴかのトマト。つやつやのニンジン。八百屋「すず辰」の店内には、店主の鈴木さんが厳選したこだわりの野菜や果物、加工品が所狭しと並ぶ。「お店を始めたのは、移住してからです。東京ではずっと青果に携わる仕事をしていました」。栽培・流通・小売・中食・外食とあらゆる角度から、野菜や果物を見つめてきた鈴木さん。野菜の魅力をもっともっとたくさんの人に伝えたい。そんな思いを「形にしてみようと思って。言うだけなら簡単ですから」と鈴木さんは話す。

 「すず辰」が店を構えるのは函館・五稜郭公園のすぐそば。「自宅がある北斗市から店まで、車で約20分。近いですよね」。住まいは北斗市、職場や学校は函館市。そんな北斗市民は少なくない。「子育て世代で函館から移る人も結構いるみたいです。北斗市は高校生まで子どもの医療費が無料なので、子どもが3人いる我が家はすごく助かります」。子育て制度が整う北斗市は、お子さんが多い家族にもおすすめだ。

  • photo01
  • photo02

時間の使い方は自分で決める。畑で増えた、親子の時間。時間の使い方は自分で決める。畑で増えた、親子の時間。

 鈴木さんは移住をきっかけに「大学教員の妻とは働き方や収入など、立場が逆転。僕が子育ての多くを引き受けています」。東京にいたときは仕事が忙しく、「今の倍は働いていて、全く家に帰れませんでした。長女が生まれたときも、妻の大変さに気づいてあげられなかった。あのままだったら離婚となっていたかもしれません」と鈴木さんは苦笑いする。

 子育てに向き合う日々。おのずと仕事への向き合い方も変わった。「子育てしながらなので、今は店の営業時間を11時半から17時までにしています。先輩の八百屋さんやお客さんには、もう少し開けたら?と言われます」と笑う鈴木さん。「店のチラシには子どもの話を入れることもありますが、野菜の話より反響が大きいです」。すっかりお店の顔となっている子どもたちは、「一軒家に引っ越してから、のびのび遊びまわってます。長女は吹奏楽にスイミングにピアノにと、忙しいですね。北斗市の小中学校の吹奏楽は全国レベルなので練習もハードです」。

うまくいかないときこそ家族の絆で乗り越える。うまくいかないときこそ家族の絆で乗り越える。

 八百屋と子育て。両方やっているからこそ、見えてくることもある。「子どもの貧困や孤食のニュースを見て、子を育てる親として、食べ物を売る八百屋として、いてもたってもいられなくなりました」。どんな事情であれ、子どもたちにはごはんを食べてもらいたい。同じ思いを持つ親や地域の人たちとともに「はこだて子ども食堂」を始めた。

 「言うならば“食べられる学童”というところでしょうか。月に一度、子どもたちが集まって自分たちでごはんを作って食べるというプロジェクトです。昔は当たり前にあった地域のつながりを取り戻すという意味でも行っています。地域という環境の中で、子どもたちが育っていくといいですね」。暮らしの環境が変われば、子育ての形も変わる。新しい子育ての場は、地域ぐるみで動き始めている。

  • photo03
  • photo04
Q & A
  • Q1:幼稚園・保育所・学童保育などは充実していますか?
    A1:子育て施設が充実しており、保育園の待機児童は実質いません。私たちも転居時が11月と年度途中だったにも関わらず、すぐに保育園に入園できました。
  • Q2:北斗市の気候はどうですか?
    A2:北海道の中では雪が少なく過ごしやすいです。また夏も湿度が低いため、蒸し暑くありません。
  • Q3:移住を検討している人へメッセージ
    A3:北斗市は自然も豊かで、都心よりも子育て環境がとてもよいです。また、地価が安いので、生活費は都心部より安くすみます。仕事さえあれば、生活の質が上がると思います。
Q & A

家族構成:鈴木辰徳さん(41)・奥様(41)・
長女(10)・長男(7)・次男(5)
職業:八百屋経営
移住歴:8年(2008年に移住)
以前の居住地:東京都
移住のきっかけ:奥様の転勤

四季の変化がはっきり。四季の変化がはっきり。

北斗市は、高校卒業までのお子さんの保険診療にかかる医療費を全額助成。また、お子さんが多いご家庭にうれしい給食費の軽減制度もあり、市内の小中学校に通う第2子からは給食費が半額、第3子以降は無料に。子育てに心強い制度が充実しています。

将来を見据えた教育環境。函館市内への通学も約20分。将来を見据えた教育環境。函館市内への通学も約20分。

教育に力を入れる北斗市では、市内小中学校の学力テストは全国平均を上回ります。また、部活動にも精力的に取り組んでおり、市内小中学校の吹奏楽部や陸上部は、全国大会の常連。遠征の際には交通費や宿泊費を補助する制度もあり、思い切り部活に打ち込める環境があります。

キャンプが好きなパパもうれしい「きじひき高原」「上磯ダム公園」「湯の沢水辺公園」。キャンプが好きなパパもうれしい「きじひき高原」「上磯ダム公園」「湯の沢水辺公園」。

北斗市内には4つの工業団地をはじめ、約450件の商店や事業所があり、営業職や事務職などの幅広い求人があります。また、通勤圏内である隣接の函館市にはIT企業のSE職や金融機関の営業・事務職などの求人があり、豊富な求人数の中から自分に合った仕事選びが可能です。

就農支援、企業・創業支援制度が充実。就農支援、企業・創業支援制度が充実。

対馬暖流の影響を受けることから、北海道の中でも比較的温暖な北斗市。1年間の寒暖の差は小さく、年間平均気温は10℃前後。湿度が低く、蒸し暑いこともあまりありません。また、冬の積雪は地域によって違いはありますが、10〜30㎝程度。札幌市や旭川市の半分ほどとなっており、道内でも雪が少ない地域です。

他の北斗ファミリーのインタビューはこちら他の北斗ファミリーのインタビューはこちら